10月29日(木) ★ チョコレート指数は3 ★
息子のユージの宿題がアートバルーン・・細長い形の風船でなにかが作れるようになること、だそうです。
風船の先を口に加えて思いきり吹いてみるものの、風船はまったく膨らむ気配がないのです。
「口で膨らませるのは無理なのと違うのかなあ。」
私が言っても息子は必死で膨らませようと頑張っているのです。私もいちおうはやってみたものの、風船はまったく膨らむ気配なし。
幼い頃、お祭りの出店の前で、ちょっとしゃがれた声を張り上げたおじさんが、このバルーンをポンプのようなもので膨らませながら、色とりどりの細長い風船を組み合わせて頭に鉢巻きを巻いたタコだとか、プードルふうの犬だとかをあっという間に作り上げていたことを思い出します。その様子に感心しながらしばし見とれていた幼い頃の自分・・・ そんな自分のことを思い出して、ちょっと感傷にひたってしまった私です。
「あの時のおっちゃんのように上手に作れたら楽しいだろうな。」
全然膨らまないただのゴム状態のバルーンを前に、ただため息をついている私と息子・・・ そんな時、飲み会に出席して上機嫌の夫が帰宅です。さっそく風船を手渡すと、
「まだ酒が残っているのに・・」
と、ちょっと不満そう。それでも口に加えて思いきり吹く夫。その顔は見る見るうちに真っ赤になっていき、とても苦しそうな形相はまるで赤鬼。息子も私もそんな夫の顔を見てすっかりビビってしまったのです。
「おとうさんが死んじゃう・・・」
家族みんなを巻きこんだ息子のやっかいな宿題でしたが、結局吹く前に風船をようく手で伸ばしてやると膨らみやすいことを発見して、一番簡単な犬だったらなんとか出来るようになりました。
人騒がせな、でもちょっと楽しいわが家のアートバルーン体験でした。
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