時をかける少女


私の大好きな大林監督の映画。最初観た時はSFのようなノリで見ていた私ですが、この映画が恋愛映画であること、そのことが伝わった時、よけいに好きになりました。
はじめての恋は胸が苦しくて・・原田知世演じる少女がはじめての恋に戸惑うその様子がよかったのです。
まるで魔術のような大林監督の美しく幻想的な映像がたくさん楽しめるこの映画は、尾道三部作のひとつ。家々がひしめくように並び、細い坂道を主人公たちが笑いながら駆け抜けるシーンが印象に残っています。1990年以降の彼の作品の多くが見終わった後でなにか心に重く残るのに対して、この作品のように懐かしさとともに心に温かいものが残り、思わずニコッとしてしまう、そんな作品たちが好き。二度と帰ってこない、今この時を駆けぬけるヒロインたちのひたむきさがきっとこの映画のいのち・・・
主演の原田知世のちょっとたどたどしいのだけど飛び跳ねるような初々しい演技と、爽やかな笑顔も印象に残っています。


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大林監督の作品を観るそのたびに、胸がキュンと熱くなってしまいます。
美しいのだけどこか懐かしい風景に代表される映像、音楽登場人物たちの真摯な表情・・
ちょっぴり青臭くて思わずこちらが照れてしまいそうな監督の表現は
大人になっていつのまにか染みついてきた心のよけいなものをはぎ取ってくれそう。


オーバーな言い方かもしれませんが、
彼の作品を観ることは私にとって心の大掃除をすることに等しいのです。


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