リービング・ラスベガス


ニコラスケイジ主演の私の大好きな映画。はじめて観た時にはショッキングなシーンばかりが目についてしまった私なのですが、何度か見なおしているうちに、この映画の根底に流れている、人を深く愛すること、すべてを受け入れること、そして相手を変えようとしないこと・・ それらが映画の間中流れているきれいな音楽とともにじんわりと心に伝わってくるのです。

アル中の男性と娼婦の恋。それは終わりが来ることが分かっている悲しい恋・・。
私は村上龍さんの小説・・集団に属することが出来なくて、そこからはみ出してしまう人たちのことを描いたという「トパーズ」を思い出してしまいました。
酒浸りのすさんだ生活、不健康そのものの容姿のニコラスが演じるアル中の男性は、時折見せるはにかんだようなやさしい表情がすごく魅力的。
私はこの映画を観て、彼の大ファンになったのでした。

愛をつきつめると、こんなに深くてため息が出るほど深い映画になってしまうこと、そのことをしみじみと思います。