ナビィの恋
沖縄が舞台になった恋物語。 見終わったあとで心の中があついもので満たされる、そんな元気がでてくる映画。
全編に流れるおおらかな恋のようすと性。大きな自然の中の男と女。老いも若きも恋をして相手を求め、浮かれ気分と憂かれ気分の両方がごったになって・・
男女が惹かれあうこと、愛し合うことがどんなに自然なことなのか、あらためて気づかされます。
老人同士の恋、三角関係、駆け落ち…普通だったらドロドロの修羅場になってしまいそうなことがサラッと描かれてあるこの映画、そこにあるのは恋に寛容な人々のすがた。けっして都会的でもお洒落でもない物語ですが、土着的な不思議な魅力があります。
主人公奈々子と島にフラッと現れた風来坊の青年との恋。60年ぶりに島に現れた元恋人サンラーに胸ときめかす奈々子の祖母ナビィ。琉球民謡、オペラ、ケルト民謡…全編に流れる音楽たちが二組の恋の行方をのどかに盛り上げています。
笑って、泣いて、歌えよ、恋せよ!
映画から伝わるメッセージ・・それは心中のもやもやが吹き飛んでしまいそうな力強さ。
ナビィが庭で育てる情熱の花、ブーゲンビリア。沖縄の太陽の下、鮮やかな色彩で咲きほこる赤い花が印象に残っています。