シティ・オブ・エンジェル


きれいな音楽と、私の大好きな俳優ニコラス・ケイジの魅力がたっぷり味わえる、そんな映画でした。生きるということは、辛くて悲しいこともたくさん味あわないといけなくて、おまけに死という辛い別れがどんな方にも平等に訪れます。
身体の傷み、心の傷み、両方の辛さを丸ごと受け入れながら生きていかなければならない私たち人間・・ その代わりに温かさや心地よさ、そんな快感を味わうことができるのも人間なのでしょうね。

ひとりの天使が人間に恋をした時、相手に触れ、抱きしめ、相手を身体で感じたいがために永遠の命を捨てて人間になってしまいます。愛する人をこの身体で感じたい・・・ その思いはあまりにも強すぎて、時には自分のすべてさえ犠牲にしてもいい、それほどの思いにとらわれてしまうものなのでしょうか。
天使に扮するニコラス・ケイジが、心の底から愛してしまった女性とはじめて結ばれる、そのシーンはエロティックでとても感動的・・。
後には辛い別れが待っているものの、海で力強く泳ぐニコラス・ケイジのラストのシーンは、すべての運命を受け入れ、これから人間として強く生きていこうとする決意のようなものを感じました。