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アメリカン・ビューティー
典型的なアメリカの中流家庭がどんどん崩れていく、そんな様子をあつかったコメディ映画。娘の友人に恋をしてしまい、とんでもない行動ばかりしでかす主人公(ケヴィン・スペイシー)のその様子ももちろんおかしかったのですが、その妻の自分自身に活を入れながらの猛烈な仕事ぶりにも笑ってしまいました。自分の友人に性的な妄想を描いている父親が嫌でたまらない様子の思春期の娘。何かも分かっていて、なおかつ主人公を誘惑しようとからかう、金髪の美少女の色っぽくてあやうい演技も印象的。
「へんな家庭・・」なんて一歩ひいてこの映画、この家族たちを見ることもできますが、ようく考えてみればどこの家庭、もちろん日本の家庭に起こってもおかしくないことなのですね。家族という名のもと、みんなが自分勝手に思い思い好きなことをしている、自分の欲求を満たすことで頭がいっぱいの人たちの物語。
笑いながら見ていたはずなのに、いつしか笑顔が消え、家庭が抱える問題点や人の持つどうしようもない弱いぶぶんをたくさん見せつけられる、そんな映画。滑稽なのですが、ひどく辛辣でもあります。
大切なものは自分のまわりにあって、ただがむしゃらに進むことだけで精一杯の毎日だと、大切なものが見えなくなってしまう。
映画を見終わったあとで私が感じたこと。
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